TRPGマスターバトン

■Q1(お名前とマスター経験について教えてください)

 のとす。GM童貞を切ったのは、多分中二の頃だったんじゃねェかなぁ。14歳だったとして、13年まえくらいかな? テーブルは存在しなかったけど、口頭でストーリーを構築しながら分岐を選択していく会話ゲームを遊んでいたのが小学四年生だか五年生だけど、これは覚書程度にメモっておくが計算はしない。


■Q2(どんなシステムでマスターをやったことがありますか?)

 萌えバトンの方で色々反省したっていうか、さすがに列挙する気力がないので……印象的であったり多目なシステムを挙げてみる。
 シャドウランエンゼルギア天羅万象GURPS、エルジェネシス、ドラゴンアームズ。ARA、ALS、N◎VAはそれほど数はこなしてないかな。女神転生覚醒編なんかは、割と遊んだ方かしら。あとゴーストハンター。あとはこまごまと。
 

■Q3(シナリオを作るときに参考にしてるものはありますか?)

 手に入る公式関連資料やら、類似作品や参考資料は可能な限り。後は参加者の好む作品系統。
 それらに加え、取り合えずエロアニメやエロマンガは手当り次第にぶち込みます。PLとしての好みはじっくりと愛を育むことですが、GMとしては一足飛びにPLの関心を掴みたい。故に、少コミより成年コミックの方が有効だというのが持論。


■Q4(ハンドアウトを使ったことがありますか? そして、ハンドアウトを作るときに何か考えてる事はありますか?)

 FEARゲーによく見られるようなPC枠対応のアレなら、出来る限り使います。間に合わなかった時は、半分セッション崩壊も覚悟しつつも必死にハンドリングしてますが。
 ハンドアウトを作る際に、実際のゲーム内容から外れないようにするのはもちろん、示唆したいというかお願いする内容を理解してもらいやすくしようと、努力しています。


■Q5(シーン制のTRPGを回したことはありますか? そしてシーン制のTRPGをやるときに考えてる事はありますか?)

 シーン制のTRPGを回すことの方が、近年は圧倒的に増えました。シーン制がルールに組み込まれてなくても、シーン制にチューンしてシナリオを遊ぶこともあります。
 シナリオを自作する際に考えている事は、参加者各位に可能な限り均等に機会を与えること。マスタリング時には、割とテンパっているのでシーン制について考えを巡らしている余裕はありません。シーン制がどうのとかの前に、リアルタイムで増減していくPLのモチベの維持や加減、リソースの配分とかカタルシスの確保や確認など、そういった事の方が圧倒的に重要だと思っています。


■Q6(ダンジョンを作るときに考えてることはありますか?)

 かつては「リアリティを感じさせるダンジョンを!」などと息巻いていましたが、昨今ではハック&スラッシュの楽しみを確保しつつカタルシスを得られさえすれば良いと思っています。自分のこだわりなんかよりも、PLが楽しむことを優先。でもって、参加者のダンジョンに対する好みは製作前に確認しておきます。GMとPLの好みのすり合わせは当然、PL同士の好みのすり合わせもコンフリクトしない程度には行っておきます。なので、「オレのダンジョンは、こう!」みたいなんは考えてません。「この面子が喜びそうなダンジョンは、こう!」みたいなんしか考えないですかね。


■Q7(戦闘のバランスをどのように考えてますか? また自分の考える戦闘バランスはどーやってとってますか?)

 罠・地形・バッドステータスなどのシチュエーション類は、しかるべきリソース(手番・行動といったものや特技・アイテム類など)によって解決する事が出来る。あくまでも障害は“乗り越えるもの”で、戦闘終了まで継続するのではなくて攻略する事でカタルシスを得られる、というのでなければいけないと考えています。
 前述の障害の有無に関わらず、戦闘バランスは戦闘の目的をGM側が意識しておかなければばらないと考えます。「敵地である」「警備は手抜かりがない」などという背景的な戦闘であったり、序盤や中盤におけるエッセンスであるならばPCサイドの損害は軽微であって構わないと考えますね。 時間的な問題があったり、フレーバーで十分な時には省略してしまってよいとも思います。
 ラスボスなどのクライマックス戦闘に関してであれば、PCサイドとエネミーサイドの総リソース比較が、PCサイドが僅差で有利としておきつつ、GMは手持ちのエネミーと配置されたシチュエーションによって全力でPCを殺しにかかるくらいが丁度いいと思っています。
 


■Q8(次に生かしたいと思う失敗談はありますか? その時の反省をどう生かしてみたいと思いますか?)

 総リソース比較をする際に、GMの目に映る情報とPLの目に映る情報の違いや感じ方の差異、それによってデスシナリオや八方塞シナリオと受け止められた事があります。それによってPLのモチベーションを激減させてしまい、運行に支障をきたした事がありました。
 この失敗をどう活かせばいいのやら具体案は、まだ見付かっていません。対策としては、もっとGMもPLも経験を積むしかないなぁとは思っていますが……誰か具体案あったら教えてプリーズ。割と切実。


■Q9(他人のマスターで参考になったことでどんな事がありますか? また他人に聞いてみたい事はありますか?(ここに無い設問で聞いてみたい事とか))

 取り合えず各種ルルブに記載されているマスタリングガイド、並びにGF掲載の各種マスタリングガイドはお世話になっています。シナリオメイクの参考という点を除き、純粋に運行の助けという意味でも付属シナリオやシナリオ集というものは非常に有用であります。
 実際に卓を囲み、参考にさせて頂いたマスターさんとなると間違いなく小太刀右京さんと三輪清宗さん。速水螺旋人先生のマスタリングも、非常に参考になりました。アマチュアとなると悪童同盟さんに大森篤志さん、葵さんやヤスさん、tovetaさんにyagamiさん、ウエ紙さんににん、要。あと加納。
 参考にしたい人はもっと沢山いますが、欠片も血肉になり得ていないので敢えて書きません。オンライン環境を得てから、実に多くの方々と遊ぶ機会が増え、様々な技量と技巧の持主との出会いは大きな財産となっています。

 マスターではありませんが、ガンダム系作品や三条陸先生の作品、武上純希先生や大張正巳先生の作品はオレのマスタリングに大きな影響を与えていると思います。あとゆでと車田正美


■Q10(では次にバトンを回す人を5人どーぞ)
 
tovetaさん
加納
・yagamiさん(id:yagami-mk2)
ウエ紙さん
めふ