三つの翡翠像

今日も小太刀右京さん宅でアリアンロッドのランダムダンジョン。三部作でショートキャンペーンの装丁。面子は以下の通り。

三輪清宗さん

・geminassさん

乾神要

・オレ


アリアンロッドRPG「三つの翡翠像」
GM:小太刀右京さん


▼ギルド「盗掘チーム青蛙亭

オブシダン・クィーン シーフ/サモナー 年齢不詳 ♀ ヒューリン

PLは三輪清宗さん。前回の冒険で下僕に変えた名馬相当のモレクを加えたデーモン軍団をファミリアに連れている、驚異の美少女召喚盗賊。どんな特技もアークデーモンとレッサーデーモンによって防ぐ、防御の要。アラクネもガーディアンも出て来ず、動物の王は一体何をしているのか。アークデーモンの怪物料理の名コックが用意してくれるサモン・シームルグ料理は材料が常にデーモン。美味そうなラインナップだけに、余計にイヤ料理なのだが、最近居酒屋テイストな料理に偏りだした辺りオブシダンの食生活がうかがい知れる。
相変わらず、女にモテるコツと豪華な昼食をエサにレイの潜在能力を引き出す年齢不詳の姐御。


クゼ・リョーシン メイジ/セージ 35歳 ♂ ヒューリン

PLはgeminassさん。東方から来た火星忍者。こう書くと宇宙忍者バルタン星人を思い出すが、至って火星人。でも東方出身。チョー無国籍。余談だが、「チョ→」って書くとバカっぽくて好き。自分で書く気はないけど。時期を外した今頃に、不意打ちで見かけたりすると理由もなく嬉しくなる。最近はRAVEとかですら見かけなくなって寂しい。

《エンサイクロペディア》で弱点看破、魔法防御の低い相手と見るや《ファイアウエポン》をかけてくれるレイの良きパートナー。ともすれば前衛をも超える物理防御を誇り、時に障壁符をレイにくれるという太っ腹ぶり。火属性モンスター対策に理力符まで買いだす辺りに、周到さとはどういうものかを教わりました。
満を持して放たれた隠し技、《マジックオペレーション》で相手の対抗属性に変換した《サモン・リヴァイアサン》という、ガードをすり抜けさせてのバッドステータス付加攻撃は見事の二文字。チームバッティングと口にしながら、チームの為にホームランを打つ男。


アルリラ アコライト/バード 19歳 ♀ ヒューリン

PLは乾神。方向音痴になる呪いをかけられて世界を放浪する、ツンデレ即物的アコライト。最早《ジョイフル・ジョイフル》と《プロテクション》にしか意識が向いておらず、自ら回復の要をオブシダンだと公言してはばからないダメアコライト。「借金を返すまで、アンタはあたしの奴隷よ!」と言うだけあって、レイの妄言に対して一切の遠慮呵責なく突っ込みまくる。
フラグが立つ事を完全に拒み続けながらも、レイがさらわれた娘さんや冒険のさ中に助け出したアウリクの少女リンと懇ろになろうとすると怒り出す。
どことなく潔癖症の委員長的な気がしないでもない、優等生テイスト。でもカネにうるさい。むしろ少々は汚い。


レイ・メイジャー ウォーリア/アコライト 24歳 ♂ ヴァーナ(兎族)

PLはオレ。常にハラペコ。前線を維持するタフネスさと、雑魚を薙ぎ払う火力の確保を求めて《インテンション》《エナジーフロウ》欲しさにモンクに転職。しかし、両手剣使いの誰もが憧れるセレスチャルソードを手に入れてからは、プリプレイで必ずアコライトに転職するという金のみならず経験点を無駄遣いするアホっぷり。
《バッシュ》の強化などには目もくれず、ひたすら《ブランディッシュ》時の威力を高める事に心血を注いだ結果《バーサーク》を重宝する。アグレッシブビーストモードでベルセルクのガッツのように鎧が変形し、おはよう朝日のウサギの着ぐるみの様な姿に変形しては、あの愛らしい外見で両手剣を振り回してモンスターを虐殺するイヤ生物。雄叫びは常に「ムギャオー!」
最近は生命の呪符がお気に入り。まだドレイ生活は続く。


ボル・ボリーヤの依頼で難破船のサルベージに向かうも、そこではアーケンラーブの翡翠像に封印された魔族アンクーの解放を狙うネクロマンサーと配下の死霊軍団や、ギガースとギルマン騎士団の雪辱戦、復讐に燃えて地脈を越えてやって来たファンゴサウルスといった死闘が待ち受けていた。
難破船なのに最下層でシューターに落ちたりと、トラップとアクシデントも盛りだくさん。波乱に満ちた冒険を終えて翡翠像を持ち帰った青蛙亭の面々にボル・ボリーヤから珍しくケチくさくない報酬をもらってエンド。
後日、エレウォンド王から神聖ヴァンスター帝国から亡命してくる旧知の兵を保護する以来を受けた青蛙亭は、約束の場所へと向かう。しかし男は妖魔騎士団によって既に殺され、神聖皇帝ゼダンが手に入れようとしたダグデモアの翡翠像も奪われていた。魔族の封印を解かせぬ為、男の無念を晴らす為に剣を取るという、王道的展開へと進んでいく。
フォモールリーダー率いる妖魔騎士団と戦う前に、青蛙亭の前に思わぬ強敵が現れた。その名は塊怨樹。初めて遭遇するネームドモンスター、そのレベル30。何から何まで未体験の苦境の中、一条の光明となったのは大気師ウィンドセイバー・クゼのヴァイオレント・ウィンド。地属性である塊怨樹を斬り裂き、青蛙亭を勝利に導いたのだった。
帰還してエレウォンド王に報告すると、神聖皇帝ゼダンをブリガンティアの翡翠像から復活した魔族アンクーから解放せよとの命を受ける。魔族の陰謀によって生じる戦争を回避するべく、秘密裏に神聖ヴァンスター帝国に潜入する青蛙亭。もはや盗掘チームというよりは某自由騎士とその仲間たちのような英雄的行為。
昨日の友は今日の敵、かつては巨人ギガースを相手に共闘したギルマン騎士団が、アンクーの魔力に操られたギルマン王ガープ・ドゥラットと古代種ブルーギルマンに率いられて襲い掛かってくる。盟友たる魚人王の乱心を解き放つその際に、上述のクゼ・リョーシン秘奥義が炸裂。火属性《サモン・リヴァイアサン》という前代未聞の超魔法が披露される。
剣林弾雨、艱難辛苦の数々を潜り抜けて辿り着いた玉座の間で、不敵に哂う魔族アンクー。そこでギルドマスター代行、盗掘チーム青蛙亭の実質的チームボス・オブシダンが啖呵を切った。


次のあたしのファミリアは貴方に決定よ!


まさに圧巻。アコライト二人の前で、これ以上の大見得があろうか! まぁ、イラストが超可愛かったのでレイ的には全然問題ありませんが。
切って落とされる最終決戦の火蓋。大量に犠牲にされて湯水のようにばらまかれるグレーターデモーンの首級と鮮血、アルリラの戦歌は響き渡り、クゼの召喚する海王の波濤は天を衝き、聖別されたレイの大剣が人を超え獣を超え、悪しき空間を斬る!


大興奮のセッションを支えたエネルギー源は、小太刀さんが実家から頂いたという鮟鱇を三輪さんが見事な鍋にして下さり、それをもりもりと食う山がつども。昼から鮟鱇鍋とは、豪華の極み。
遊び終えた余韻も覚めやらぬままにラーメン亀王にて締めの一品。こちらも超美味しかった。